・【タイプ2】(【過剰に『セルフイメージを高めるワーク』が効き過ぎるタイプ】)
・【タイプ3】(【『セルフイメージを高めるワーク』が”効きづらい”タイプ】)
本記事では、【タイプ2】(【過剰に『セルフイメージを高めるワーク』が効き過ぎるタイプ】)について解説します。
【タイプ2】の特徴
「『セルフイメージを高めるワーク』の効きやすさ」を基準にして【3つのタイプ】に分けた際、2番目に多くの人が当てはまるのが【タイプ2】。
10人いれば、1人か2人くらいは、【過剰に『セルフイメージを高めるワーク』が効き過ぎる】【タイプ2】がいるものです。
【タイプ2】の人たちは、「人からのポジティブな評価が大好き」(ネガティブ評価は不要)で、
・「社交辞令を真に受けがち」
・「お世辞を本気にしてしまう」
・「皮肉が通用しにくい」
という傾向があります。
【タイプ2】は、「厳しい意見」と「慰めの言葉」を同時に受け取ると、「厳しい意見を無視」して、「聞き心地の良い言葉だけを拾ってしまう」ということが多々あります。
例えば、「あなたは、××がまるでできてないけど、△△だけは評価に値するね」という『皮肉』に対して、「△△を評価された!私って良い感じ!」と捉えるのが、【タイプ2】の人たちです。
【タイプ2】にとっては、「『自分が欲しい情報かどうか』であることが、『事実かどうか』よりも大事」なので、どうしても「現実への認識が歪」になってしまいます。
物事を自分勝手に解釈することが多いにも関わらず、それでいて、「自分は悪くない」と”思い込む”傾向が強いため、「全く同じミスを何度も繰り返す」というのも特徴の1つ。
そして、物事が上手くいかなかったときに、
「結果よりも『やる気』を評価して欲しい!」
「やる気はあったんです!」
「努力を認めてください!」
といった「言い訳」をするのです。
(もっとも、周囲からどれだけ怠けているように見えたとしても、本人の中では、「自分なりに十分に努力している”つもり”」「むしろ褒められるべき」らしいのですが。)
【タイプ2】の中には、「自称:褒められて伸びるタイプ」「自称:繊細さん」という人も少なくありませんが、実態がそうとは限りません。
むしろ、単に、「人から褒めて貰いたいだけ」「厳しいことを言われたくないだけ」であり、実際に褒められたり繊細に扱われたりすると、それにあぐらをかいて堕落する可能性の方が高いので注意が必要です。
・・・と、少しだけ厳しいことを書きましたが。
【タイプ2】は、大多数の人とは違う感性や視点を持っているため、『チームの多様性』という意味ではそれなりの貢献が期待できます。
【タイプ1寄りのタイプ2】であれば、「周りの人と違う珍しいキャラクター」を評価されて、「天然」「不思議ちゃん」といった感じでマスコット的な可愛がり方をされたり、チームのムードメーカーになったりすることもあり得ます。
刺々しい空気を嫌う人が多いので、彼ら・彼女らが集まると、なんとも平和な、穏やかな場が生まれる場合も多いものです。
【行き過ぎたタイプ2】は確実に問題を起こしますが、【タイプ2】であること自体が悪いわけではありません。
とはいえ、【タイプ2】の性質が強く出過ぎると、言動がフワフワして話が噛み合わない「ただの扱いづらい人」になり、周囲に迷惑を掛けることになります。
さらに、【行き過ぎたタイプ2】ともなれば、「物事を自分の都合の良いように解釈し、厳しい意見が耳を素通りする」という性質が最大化されて、『ストーカー』『カルト宗教の狂信者』と化すこともあります。
(※【行き過ぎたタイプ2】というのは、「簡易診断の点数とは”無関係”」で、「個々の設問にどれだけ”重度”に当てはまるか」が判断基準となります。)
【タイプ2】と『セルフイメージを高めるワーク』
【タイプ2】が『セルフイメージを高めるワーク』に取り組むと、”過剰”に効いてしまい、『暴走』する可能性が高くなります。
根拠無く、「きっとすぐに私の潜在能力が開花してぶっつけ本番でも大きな成果を出せるに違いない!」などと思い込んで、未熟なままコンテンツの提供を始め、周囲を巻き込みながらクライアントと盛大に共倒れになり、大迷惑を引き起こす・・・というのが、「【タイプ2】あるある」です。
【タイプ2】に必要なのは、逆に、「過剰に上がり過ぎているセルフイメージを、適切な位置まで”下げる”こと」。
つまり、「現実を正しく見つめること」と「自分の力量を正確に把握すること」。
そのために「他人からの厳しい意見に真摯に耳を傾けること」が、【タイプ2】がやるべきことなのです。
【タイプ2】にとっての『幸せ』
【タイプ2】にとっての『幸せ』は、「人に構ってもらい、褒めてもらうこと」です。
「コミュニティに属する」「仲間を作る」「誰かと共に過ごす」などが、定番の『幸せ』の形となります。
【タイプ2】は、目の前のことに集中するのが苦手な傾向がありますが、きちんとスケジュールを組んで取り組んだり、他者のサポートがあったりすれば、物事をやり遂げることはできるので、『スクール』や『パーソナルコーチ』等、「外部からのサポート」を上手に使うことが成功の鍵となります。
【タイプ2】の誤認パターン
【タイプ2】は、他のタイプと比べて、「自分のタイプを『誤認』する可能性が高い」人たちです。
残念ながら、【タイプ2】には『他者の意図を読み解く力が”弱い”人』が多く、質問と答えが噛み合わないことが多々あるのです。
例えば、「あなたはどう感じますか?」という『問い』に対して、
【タイプ2】は、
「以前参加した別の人のセミナーで、○○と習いました!(ちゃんと勉強してる私って偉い!褒めて!)」
などといった『回答』を(本人は大真面目に)する場合が多々あります。
これと同じようなことを『タイプ診断』に対して行ってしまうと、当然、判定結果は全く信頼できないものになります。
【タイプ2】であっても、【タイプ1寄りのタイプ2】であれば、比較的、自分の立ち位置を正しく認識することができます。
しかし、【行き過ぎたタイプ2】になると、
「私はきっと【タイプ1】だと思います。なぜなら、私がそう思ったからです。」
「私は数字の1が好きなので、【タイプ1】がいいです。」
みたいなことを、
平然と言ってのけるようになります。
こういった人たちには、もはや、『自習型の教材』『セルフワーク』『書籍』などでは対処のしようが無いので、「対面での、根気強い指導が不可欠」となります。
(※当サイトは【タイプ3向け】ですので、こうしたコンテンツの提供予定は、一切ありません。)


