【タイプ3】(【『セルフイメージを高めるワーク』が”効きづらい”タイプ】)の特徴

「『セルフイメージを高めるワーク』の効きやすさ」を基準にした3つのタイプ
・【タイプ1】(【真っ当に『セルフイメージを高めるワーク』が効くタイプ】)
・【タイプ2】(【過剰に『セルフイメージを高めるワーク』が効き過ぎるタイプ】)
・【タイプ3】(【『セルフイメージを高めるワーク』が”効きづらい”タイプ】)

 

本記事では、【タイプ3】(【『セルフイメージを高めるワーク』が”効きづらい”タイプ】)(【誰にも言えないけど「自分は世界一バカだ」と思っているタイプ】)について解説します。

 

【タイプ3】の特徴

「『セルフイメージを高めるワーク』の効きやすさ」を基準にして【3つのタイプ】に分けた際、一番の少数派が【タイプ3】

 

10人中1人いるかどうかの【『セルフイメージを高めるワーク』が”効きづらい”】【タイプ3】ですが、自分の内面について殊更に主張しないので、周囲からは特殊なタイプだと思われていない場合が多いでしょう。
 

それどころか、むしろ本人ですら、「自分はごく普通だ」「きっと【タイプ1】に該当するだろう」と思っているかもしれません。
 

 

多くの【タイプ3】は、

「物事がどれだけ上手くいったとしても、どこかで『自分はバカだ』『自分は役立たずだ』『自分は使えないやつだ』などと思っているもの」

です。
 

また、

「慣れた仕事であっても、『今度こそ失敗するんじゃないか』という想いがいつまでも消えない」
「上手くいった喜びよりも、『失敗しなかった』『相手を失望させなかった』という安堵感の方が強い」
「褒められると、逆に、不安になったり疑心暗鬼になったりする」

という感じで、
心の安まらない日々を過ごしています。

 

自分の内面を他者に伝えても「どうにもならない」と分かっているので、「自分は世界一バカだ」と思っていても、誰にも言えず、心の中で思うだけに留めています。

(【タイプ1】や【タイプ2】の場合、『相手の関心を惹くため』『予防線を張るため』に、「私バカなんで~」と口に出すことがよくあります。)
 

 

もっとも、こうした不安に埋もれていることは【タイプ3】にとって「日常」「当たり前」であり、それについて、別段、自分のことを不幸だとも思っていません
 

同じ理由で、仮に他者から「あなたはセルフイメージが低い人ですね」と言われても、「え?これって普通だと思いますけど?」といった感じで困惑する可能性もあります。

 

 

【タイプ1寄りのタイプ3】であれば、周囲からは「ほんのちょっと悲観的なだけの普通の人」「自信の無い発言が多いけれど、結果は割ときっちり出してくれる頼もしい人」と思われる程度で、社会生活には全く問題ありません。
 

【行き過ぎたタイプ3】であっても、「周りの人の感性が理解できない」「本音を言うと不謹慎だと取られることが多いので自分を隠さざるを得ない」という苦しみはありつつも、【タイプ1】に混じって現代社会で普通に生きていけます。

 

【タイプ3】と『セルフイメージを高めるワーク』

【タイプ3】は、「役立たずの自分はより一層の努力をしないと!」と思いがちです。
 

『自分自身の成長』『スキルアップ』に対して関心を持つ人が多いですが、世にある『自己啓発教材』の『セルフイメージを高めるワーク』は、【タイプ1を想定】してあるので、的外れに感じてしまうことも多いようです。

 

参考記事

「『あなたが人より優れていることは何ですか?』という質問が意味不明です」への回答
サイトの管理人その2の「さま」から、 「『セルフイメージを高めるワーク』において、なぜ、ワークが【タイプ1】に効くのか、その仕組みが分からない。」 と言われたので、 自己啓発の世界にどっぷり浸かってきた「あきー(サイトの管理人その1)...
「『あなたが今まで成し遂げたことは何ですか?』という質問が意味不明です」への回答
サイトの管理人その2の「さま」から、 「『セルフイメージを高めるワーク』において、なぜ、ワークが【タイプ1】に効くのか、その仕組みが分からない。」 と言われたので、 自己啓発の世界にどっぷり浸かってきた「あきー(サイトの管理人その1)...
「『あなたが存在しているのは奇跡のようなものです』という言葉掛けが意味不明です」への回答
サイトの管理人その2の「さま」から、 「『セルフイメージを高めるワーク』において、なぜ、ワークが【タイプ1】に効くのか、その仕組みが分からない。」 と言われたので、 自己啓発の世界にどっぷり浸かってきた「あきー(サイトの管理人その1)...

 

【タイプ3】にとっての『幸せ』

【タイプ3】にとっての『幸せ』は、とても抽象的で、「これが幸せです!」という明確な定義が”できない”ものです。
 

『【タイプ1】にとって有効な「あなたの夢は何ですか?」という質問』は、【タイプ3】には”通用しない”のです。

 

【タイプ3】は、「どれだけ深く自分と向き合っても、『人生の究極のゴール』に相当するものが出てくることは無い」と言えます。
 

せいぜい、『中間目標』『マイルストーン』を思いつく程度。
 

もし、【タイプ1向けの情報】を真に受けて、「『人生の究極のゴール』が見つからないのは、自分の努力が足りないからに違いない」といった”誤解”をしてしまうと、人生の大部分を、苦労と苦痛の日々に費やしてしまうことになります。

 

【タイプ3】にとっての『幸せ』というのは、端的に言えば、『不幸やトラブルを一通り取り除いて、そこに残ったもの』なのです。

 

【タイプ1】からすると、明確な目標やゴールを持ちづらい【タイプ3】は、「つまらない人」「夢の無い人」「かわいそうな人」と思われることがあるようですが、実際には、「【タイプ3】の幸せの形が【タイプ1】のそれと異なる」だけであり、逆に【タイプ3特有の幸せ感】を【タイプ1】の人が心底理解することも難しいものです。
 

どちらが優れているとか好ましいとかいうものでも無く、ただ「違う」のです。

 

同様に、【タイプ3】にとっての『幸せな世界』を言葉で表現するなら、『「私はあなたの邪魔をしないので、あなたも私の邪魔をしないでください」が通用する世界』と、いった感じです。
 

これまた、「名声を欲しがり、自分の思想への共感者を求めがちな【タイプ1】の大多数の人」からすると、理解不能な世界観かもしれません。

 

 
【人生経験の浅いタイプ1】も、【タイプ3】同様、「あなたの夢は何ですか?」という質問に答えられないことが多い
もの。
 

たとえ【タイプ1】であっても、『人生の究極のゴール』を明らかにするには、相応の努力が必要であり、「今現在、特に夢が無いからといって、それだけで短絡的に【タイプ3】と判断するのは早計」です。
 

 

【タイプ3】の誤認パターン

【タイプ3】は、自分のことを【タイプ1】だと『誤認』する可能性が、それなりにあります。
 

・・・むしろ、すんなりと「私って【タイプ3】だ!」と思える人は、【タイプ1寄りのタイプ3】か、あるいは、【誤認したタイプ1】【誤認したタイプ2】である可能性の方が高いくらいです。

 

基本的に、【タイプ3】は、ほぼ反射的に、「『セルフイメージを高めるワーク』の効果が出ないのは、自分の努力が足りないからに違いない」と考えるので、『セルフイメージを高めるワークそのもの』や、あるいは『自分とワークとの相性』に原因があるとは、どうしても思いづらいものです。
 

そのため、【タイプ3】が自分のタイプを正しく判断するためには、『「セルフイメージを高めるワーク」の効き方”以外”』の基準を組み合わせて、多角的にチェックすることが必要になります。

 

例えば、『【タイプ1】の特徴』『【タイプ2】の特徴』の記事を読み、

「少なくとも【タイプ2】ではなさそうだ」
「【タイプ1】の特徴とも一致しない部分が多々ある」
「・・・どうにも受け入れがたいけれど、ひょっとしてひょっとしたら、自分は【タイプ3】に近いのかもしれない」

といった感じで、
『消去法』で選択肢を削っていくやり方は、比較的有効だと思われます。
 

 

 
注意点として、

「【タイプ1の語彙】と【タイプ3の語彙】は、同じ言葉を使っていても、別の意味を指している」

ということが多々あります。
 

具体例を挙げると、

「【タイプ1】の”できると思います”」=「良い感じに条件が整って、邪魔が入らなければ、”できる”」
「【タイプ3】の”できると思います”」=「トラブルが舞い込んで最悪の状況に陥ったとしても、”できる”」

「【タイプ1】にとっての”ゴール設定”」=「夢や希望、願望などを書き連ねること」
「【タイプ3】にとっての”ゴール設定”」=「達成すべきノルマを明らかにすること」

などなど。

 

また、

「【タイプ3同士】であっても、共通認識を作ることが難しく、『【タイプ3】に共通して響く言葉選び』は、困難を極める」

という問題もあります。
 

(サイトのタイトルにもなっている『自分のことを「世界一バカだ」と思っている』の部分に、多数のバリエーションがあるのはそのためです。)

 

 

 
不特定多数向けに情報を発信する場合、【タイプ3全員に共通する表現】を見つけることはどうしても不可能なので、仕方なく【タイプ1の語彙】を用いて説明せざるを得ません。

(これは、当サイトの本記事であっても同様です。)
 

その結果、

【タイプ3】の人が『【タイプ3】の特徴』の記事を読んだとしても、必ずしも、「自分には【タイプ3】の特徴がピッタリ当てはまる!」という実感を持てるわけでは無い

ということになってしまっています。

 
・・・もどかしいところではありますが、【タイプ3】がもっとはっきりと区別が付くような存在であれば、とっくの昔に誰かが「対応策」を体系化していたことでしょうね・・・。

 

 

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