当サイトにお越しの方の中には、「生きづらさ」をなんとかしようと思って、
・『セラピー』
・『カウンセリング』
・『ヒーリング』
・『スピリチュアルセッション』
・『瞑想』
・『マインドフルネス』
などを、
利用したことがある人(あるいは利用を検討している人)が、いるかもしれませんが・・・。
実は、
「セラピーを受けて癒やされるどころか、逆に、凄く不快な思いをした」
「カウンセリングでトラウマを刺激されてから、苦しさがずっと続いている」
「瞑想を始めてから、悪夢ばかり見るようになった」
といった話は、枚挙に暇がありません。
セラピーの類いは、「うまく噛み合えば人生を好転させる可能性がある」一方で、「下手に手を出すと、セラピーが原因で人生がボロボロになることもある」ほど、「当たり外れが大きいもの」。
「『人生を変える』ことに挑む」際には、『良くなる可能性』だけではなく、『悪い方に変わってしまう可能性』もあるということを、肝に銘じておく必要があります。
特に、【タイプ3】は、以下の理由により、「セラピーの類いに関わるのは、より一層、慎重になった方が良い」と言えます。
・「いい人だけど無能」という人は少なくない
・ライセンスビジネスとして、「適性が無い人」にまで資格を与えているスクール等が存在している
・一部、”善良ではない”自称:セラピストもいる
・確信犯もいれば、セルフイメージが異常に高いだけの「やらかし系セラピスト」もいる
・体験談や感想をねつ造して掲載しているセラピストもいる
・【タイプ】によって考え方が大きく異なるが、【タイプ3】に理解のあるセラピストは数少ない
・【タイプ1】【タイプ2】に対応できるセラピストでも、【タイプ3】に対応できるとは限らない
・伝統的なセラピーのメソッドは、【タイプ3】に対処できないことが多い
もちろん、【タイプ1】や【タイプ2】であっても、「軽い気持ちでセラピーの類いを受けることは絶対に避けた方が良い」と、断言できますけどね。
セラピー類の効果や反応は、個人差が大きいものですが、人によっては、「本を読むだけで、トラウマが刺激されて、心身共に不安定になってしまう」ということも、普通にあります。
また、明確にセラピーとして取り組んだ自覚は無くても、「書籍を参考にしながら、自己流で、瞑想やマインドフルネスを試したら、うっかり心の古傷を突いて大変な思いをした」という人もいます。
『大きな心の変化』が、必ずしも、苦痛や衝撃を伴うとは限りませんが、少なくとも、『深い癒やし』や『トラウマの解放』は、確実に、昔の古傷をリアルに再体験することになるものです。
近年は色々と研究が進み、『トラウマ』の多くは「神経系に刻まれる」ということが分かってきています。
そのため、【タイプ2】が大好きな、「意識で苦しみを感じること無く、魂の癒やしを~・・・」といった『お手軽お気楽な手法』は、「生きづらさ」をなんとかする上では”効果が無い”と断言できます。
(もし魂を癒やす方法が実在していたとしても、魂を癒やしたところで生きやすさには関係無いからです。)
本人に悪気は無いでしょうが、【タイプ2】は、【過剰に『セルフイメージを高めるワーク』が効き過ぎる】のと同じ原理で、「セラピー等の効果が無くても”実感だけ”は得られてしまう(本当は錯覚)」という特徴があります。
なので、他のタイプが【タイプ2の体験談】を鵜呑みにしてセラピーに過剰な期待をしていると、残念な結果にガッカリすることになるでしょう。
・・・話を戻すと・・・
『人生を変えること』や、『自分を癒やすこと』を、決して、軽く見てはいけません。
使用する手法がパワフルであればあるほど、その影響や反動も大きくなるので、取り扱いには慎重になる必要があるのです。
オススメなのは、セラピー等でいきなり『自分』を変えようとするのではなく、まずは、物理的に、『自分の”周囲”を変えること』です。
例えば、
・住む場所を変える
・付き合う人を変える
・仕事を替える
・電話番号とメールアドレスを変える
・持ち物を替える
などなど。
上記のどれ一つ取っても、「簡単なことではない」と思うかもしれません。
けれども、もし、セラピーで人生を根本から変えようと思ったら、その心理的負荷は、上記の全てを足したよりも遙かに大きなものになるのは確実です。
であれば、先に、自分の周囲を一通り『(自分にとって)心地良いもの』に入れ替えた方が、低リスクかつ低コストで「ある程度の生きやすさ」を手に入れることができるというもの。
「ある程度の生きやすさ」を実現した上で、まだ現状に満足できないのであれば、その時に改めてセラピーを検討すれば良いのです。
ただし、『本格的なセラピー』というのは、かなり大変で、いったん状況が動き始めたら「落ち着くまでに数ヶ月~数年かかる」ということも珍しくありません。
例えるなら、「気軽に下車できない『特急列車』の旅」のようなものです。
万一、低レベルなセラピストに当たって「トラウマが噴き出した状態での数ヶ月」を強いられてしまったら、かなりの苦しみを味わうことになってしまいます。
運良く、優秀で相性の合うセラピストに担当してもらえたとしても、決して、楽な旅ではないでしょう。
何より、大事なこととして・・・
仮に、セラピストの言うとおりにした結果、人生が狂ってしまっても、そのセラピストは責任を取ってはくれません。
(というか、責任の取りようがありません。)
「絶対にセラピーを受けるな!」とは言いませんが、もし受けるのであれば、慎重かつ念入りに下調べをした上で、「どんな結果になろうとも、自分の人生に責任を取れるのは、自分だけ」という覚悟を持って受診してくださいね。


