どのタイプであっても、『結果を出すためにやるべきこと』は、『行動』&『継続』&『反復』
『タイプ診断』をすると、ほぼ必ずと言って良いほど、「私は○○タイプなので××できません」などと言い出す人が現れます。
(余談ですが、この”言い訳”は、【タイプ2】の得意技です。
その人の中では、「××できないのはタイプのせいだ」→「自分は悪くない」=”セルフイメージが下がらない”という図式が成立しているのです。)
しかし、実際のところ、
・「タイプが違っても、『結果を出すためにやるべきこと』は、『行動』&『継続』」
・「タイプが違っても、『スキルを身につけるためにやるべきこと』は、『反復練習』」
です。
記事のタイトルでもありますが、
「タイプが違っても、『結果を出すためにやるべきこと』は、同じ(=『行動』&『継続』&『反復』)」
と、いうことですね。
もし、「『成功』と『失敗』を分ける何か」があるとすれば、それは、タイプの違いではなく、「『行動した量』の違い」だと断言できます。
極端なことを言ってしまうと、「モチベーションがどれだけ下がろうが、誰にも褒めてもらえなかろうが、それでも行動する!行動し続ける!!」というのであれば、どのタイプでも成功できてしまうのです。
・・・とはいえ、『行動を促すために有効な手段』や、『行動や反復練習を”継続”させるのに効果的なアプローチ』は、タイプによって異なるというのも、また事実。
他の記事でも書いていますが、
・【タイプ1】に有効なのは、『セルフイメージの向上』と『モチベーションを維持するための環境作り』
・【タイプ2】であれば、『外部からの強制力』(学校に通ったりコーチについてもらったりするなど)
です。
【タイプ3】は、この点においてやや特殊&厄介で・・・結論から言えば、「人による」、ということになります。
「たとえ同じ【タイプ3】同士であっても、”他の人には有効な手法が、自分には当てはまらない”ことが多い」というのは、【タイプ3】の特徴の1つです。(これについてはまた別の記事で。)
一応、いくつか、「【タイプ3】に有効な、『行動を”継続”』させるためのアプローチ」を挙げておくと、
・必要性を理解する
・責任を引き受ける
・環境を整える
・ルール化する
・ルーティン化する
などがあります。
ただ、これらは【タイプ1】【タイプ2】にも有効なので、【タイプ3】特有のやり方というわけでもありません。
『タイプを問わず役立つ情報』と、『注意が必要な情報』
「『結果を出すためにやるべきこと』や『スキルを身につけるためにやるべきこと』が、”どのタイプでも同じ”」ということは、
「『技術に関するノウハウ』や『物事の手順に関する情報』は、”タイプを問わず役に立つ”場合が多い」
ということでもあります。
例えば、
・『楽器の演奏の仕方』
・『料理の作り方』
・『確定申告の書類の書き方』
などは、
「タイプに全く左右されないもの」
ですね。
一方、『心理学に基づいたもの』に関しては、厳密に言えば「タイプによって有効なやり方は異なる可能性が高い」のですが、
「世の中には圧倒的に【タイプ1】の割合が多いため、結果的に、”対人の(【タイプ1】向けの)心理学は、それなりに通用する場合が多い”」
と言えます。
しかし、『自己探求』や『自分自身の内面の整理』のような、「自分を対象にした心理学」に関しては、”タイプによって通用しない可能性が高い”ので、注意が必要です。
『心理学』は、「多くの人を観察・研究した結果」に基づいているわけですが、その「多くの人」の大部分は【タイプ1】なので、自然と、「『心理学』全体が【タイプ1】に偏った内容」となります。
もっと言えば、心理学のデータベースの大部分は、「欧米(特にアメリカ)の学生」だと言われていますね。
(これに関して興味のある方は、『心理学 WEIRD』で検索してみてください。
WEIRDとは、
「western(西洋の)」、
「educated(教育を受けた)」、
「industrialized(工業化した)」、
「rich(豊かな)」、
「democratic(民主的な)」のことです。)
まとめ
まとめると・・・
「結果を出すためには、『行動』が大事。
タイプは関係無い。」
「結果を出すために必要なノウハウの多くは、タイプを超えて通用する。
(ただし、心理学の一部は除く。)」
世の中には、【タイプ1の成功者】もいれば、【タイプ1の上手くいかない人】もいる。
【タイプ2の成功者】もいれば、【タイプ2の上手くいかない人】もいる。
【タイプ3の成功者】もいれば、【タイプ3の上手くいかない人】もいるのです。
タイプ診断の結果を”言い訳”に使わないように、十分注意してくださいね!


