はじめまして。
管理人(その2)の「さま」です。
サイトのタイトルにもある
【誰にも言えないけど「自分は世界一バカだ」と思っている】
というのは、私のことです。
「今まで自分がやってきたことをまとめたコンテンツを作りたい」と、もともとのメンターである「あきー」(管理人その1)に持ちかけたのが、
そもそものきっかけなのですが…
その際、今まで心の中で思っていただけのことをうっかりに口に出してしまったところ、
まさかのタイトルに採用されてしまったのでした。
さて、このサイトは、『昔の私』のような人が「こんなことを知りたかったんだよ!」と思えるものにしたかったのですが、
おそらく『昔の私』はここに辿り着いても、
「うわ!眩しい!自分にはちょっとレベルが高すぎる…!」と敬遠して手を伸ばさなかったでしょう。
例えるなら、パソコンや家電のハイエンドモデルや、ハイブランドの新作バッグを見て、
「凄く素敵だけども、自分には恐れ多い」と尻込みし離れてしまう感覚でしょうか。
このままでは届けたい人に届かなくなってしまいかねないので、
そんな『昔の私』のような人に向けて、メッセージをお伝えしたいと思います。
『昔の私』というのは、一言で言うと、
「自分のことがよくわからない人」でした。
何が合っているのか、どういう方向性が向いているのか、ちっともわかりませんでした。
やってみてできないのであれば、「あ、向いてないんだな」とわかるのでしょうが、
大抵のことは頑張って身につけるので、できないということがあまりありません。
それに加えて、「どうしてもこれがやりたい!」「こうなりたい」という明確な目標やビジョンも
全く思いつきませんでした。
世間一般では「『明確な目標』や『ビジョン』が人生にとって大事な指針」とされていて、
そのこと自体について異論はないのですが、自分にはどうしてもそれが出てこない。
とても困る。とても厄介。
指針がなくては、どこにどう進んでいいかわからないのです。
わかっているのは、
「自分がどうしたいか、何が合っているのかはわからないけど、今この状況がとても苦しい。」
ということだけ。
仕事先を変えてみたり、
家を買おうとしてみたり、
結婚・出産という定番の人生のイベントをこなしたり、
本を読んだり、
勉強したり、
習い事をしたり、
セミナーに出たり、
趣味に励んだり、
などいう、一連の『自分探し』的なことは手当たり次第取り組んでみたのですが、
何もわかりませんでした。
これだけやってもわからないのは、自分に何か問題があるからに違いないので、
「そんな自分は世界一バカだ」と自然と思うようになっていました。
「自分が『一般的な人間のタイプ』から外れているかもしれない」なんて、考えたことすらありませんでした。
もし、『昔の私』が途方に暮れていた頃に、
「あなたは多くの人とは違うタイプなので、自分に合ったやり方を自分で編み出して、自分の置き所を自分で見つける必要がありますね」
と言われたら、
どんなに気持ちが楽になったでしょうか。
「世界中どこを探しても、そのまま自分に使えるお手本はないから。探すだけムダです。あ、努力が足りないわけでもないですから。」
と、当時の自分に言ってあげたい。
そんな想いでこのサイトを立ち上げました。
人に言ってもわかってもらえないのですが、
私は自分の『感性』や『価値観』は「ごく普通」だと思っています。
特段主張したいこともないし、個性もこだわりも強くないと自分では思っているし、
定番や王道を否定したいわけではないし、なんなら自分を定番に合わせたい。
ただ、定番は私に合わない。定番では上手くいかないのです。
そして、定番に合わせられない自分はダメなのだと思っていました。
けれども「定番を試したけど自分には合わなかった」とそのまま正直に人に言うと、
なぜか「こだわりが強い」「自分を特別な人間だと思っている」「こっちを見下している」と捉えられてしまうことが多いのです。
思ったことを素直に言うだけで、勝手に嫌味か何かだとも思われてしまう。
「あなたがダメなら、私はなんなのよ!?」と噛みつかれて返答に困ったこともありました。
だから誰にも言えないんです。
『自分は世界一バカだ』
とは。
今でも「自分のことがわかるようになった!」とは言い切れないのですが、
試行錯誤の末、自分に合ったやり方を編み出せるようにはなってきました。
自分に合うやり方や物事を選べたとき、「自分のことが少しはわかってきたかも」と思えるようになりました。
最近気づいたのは、
「自分についてわかったことが増えたとき、ちょっとだけ自分のことを『いいね!』と思える」ということ。
相変わらず「自分は世界一バカ」だと思ってはいるけれど、
自分に合うやり方を見つけて、ちょっと自分を「いいね」と思えるようになってきて、
今が一番ラクにいられるようになりました。
このサイトの目的は、
私と同じタイプの人に『自分を知ってもらう&自分の置き所を見つけてもらう』ことです。
どれだけいるのかはわかりませんが、このサイトを必要としてくれる人に、どうか届きますように!


