管理人(その1)の「あきー」です。
テキスト作成裏話(その4)は、『ASD(自閉スペクトラム症)』について。
有料教材の第一弾、【タイプ3専用:自分を知るための「幸せ」のフレームワーク(有料版・[外])】を作成しました。

個人的な見解としては、【タイプ3】と、発達障害の1つである『ASD(自閉スペクトラム症)』は、それなりに近い位置にあると思っています。
が、同時に、
【タイプ3】≠『ASD』
だとも思っています。
(『明らかに【タイプ1】だけどASD』という人もたくさんいますからね。)
「あきー」は、ASD傾向がそれなりに強いのですが、「ASD傾向で苦労してきた人の視点」から言わせてもらえば、『ASD』という分類は、根本原因が異なるものを1つの箱にまとめて入れているように感じられるものです。
例えば、『コミュニケーション障害』を例にすると、
「感覚過敏ベースのコミュニケーション障害」
「行きすぎた合理的思考によるコミュニケーション障害」
「根本的な価値観が異なることによるコミュニケーション障害」
と、いった感じで、
症状としては同じでも、ルーツが異なることがあり得るわけです。
もしこれが『頭痛』であれば、
「風邪が原因の頭痛」
「ぶつけたことが原因の頭痛」
「脳の異常による頭痛」
などは、
明確に区別した上で診断することでしょう。
が、精神医療はまだまだ未成熟のため、『ASD』に関しては、症状としての『コミュニケーション障害』に着目するばかりで、その背後の『原因の分類』まで行われていないのが現状です。
今回テキスト作成をするにあたって、発達障害に関する本を読み漁ったのですが、【タイプ3】に一番近いと感じたのは、「女性のASD」でした。
(あくまでも「近い」であって、大きく異なる部分も多々ありますが。)
ASDというのは、男性の比率が圧倒的に多いのですが、女性のASDというのも少数ながら存在していて、しかも、男性と女性とでは症状の出方が異なるとのこと。
(「なので、ASDだけれども見過ごされている女性はそれなりにいるのではないか」ということが書かれていました。)
・・・が、「あきー」は男性なので、「あなたは女性のASDの特徴に強く当てはまります」と言われても、それはそれでしっくりこないわけです。
「さま」の場合、「女性のASDに該当しがちな身体的特性(不眠・感覚過敏等)は持っているものの、ASD的な困りごとは特に無い」ので、これまた十分に当てはまるとは言えません。
むしろ、『ADHD』や『ASD』と近い位置に【タイプ3】があって、(『ADHD』と『ASD』が併発することが多々あるように)「『ASD』と【タイプ3】が併発することがそれなりにある」と考えた方が、個人的には納得感があります。
と、まあ、こうした持論はあれど、
「(少なくともDSM-5基準においては、)【タイプ3】と、『ASD』は、“別物”」
というのが現時点での「あきー」と「さま」の結論です。
『ASDが巻き込まれがちな問題』に関しては、『ASD向けのライフハック』である程度カバーできるだろうけれども、『【タイプ3】固有の困りごと』に関しては、ASD向けのライフハックではどうにもならないものが多々ありますからね。




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