らせん階段でひとりぼっちレース

さまログ

ゆるいほうの管理人の「さま」です。

私には、どこかに所属していることや、人間関係、それから好きなモノやコトに対して、
「ここではやりきった」「もう終わり」と感じる瞬間があって、そうなると、
一番楽しそうな顔をしてた割にはパッと終わらせて、次!と行ってしまう性質があります。

なんというか、自分では設定したつもりも全くないんだけど、

「ここからここまで」という『ターム(期間、期限)』

みたいなのが、いつもある。

(そもそも大きい目標も持てないし長期的計画は立てるのが苦手なので、自分で意識的にはしない)

本人は、「あ、これ必要だ」「未だできてない」「これもやらないと」っていう感じで、
次のタスクに手を伸ばしているだけのつもりなんですけども。

ただ、次に行くためには、前のものを抱えたままでは動きにくいし、同じ熱量を注げないので、
人間関係とかは割と薄情めになるのは否めません。

しかも次に行くスパンが、人よりも多分結構短い。みたいなのです。

これは昔からなんとなく自覚していて、
自分は飽きっぽいのか?とも考えたのだけど…

繰り返すミスやトラブルに「このパターンには飽きた!」となり、猛然と改善・行動することはあれど、
好きなモノやコト、ヒトに対して「飽きた」「醒めた」となることはあまりないので、
『飽きっぽい』『飽き性』はちょっと当てはまらないかな、と。

ここまで書いてきて、ふと浮かんだのは、

『螺旋階段』。

前も後ろも見通しの良くない、急な螺旋階段をひたすら駆け上がっていて、
あ、まだ上がある、まだ途中だ、って息を切らしながら、ぐるぐるしてる感じ。
一応登ってるはずなので、レベルは上がってるんだろう、と思いたい。自分としては。

その螺旋階段には、自分しかいない。
ひょっとしたらいるのかもしれないけど、見えもしないから実質ひとり。

生活でも仕事でも、
いつもこうやってぐるぐる螺旋を登っているよう。

上がってきて、初めて上の段にある「自分に足りないもの」の存在に気づいて、それに必死になる。
踊り場もないし、来た道を振り返っても、下の方はもうよく見えない、というか。
しかもぐるぐる回ってるから、進んでるのかどうか、自分ではいまひとつ認識しにくい。

飽きることもないけど、「そのまま追求して何かをスペシャリストになる」タイプでもない。
自分のダメなところ、足りないところを補い続けている意味合いが強いので、
何かひとつに対して高みを目指す余裕というものが、ない。

やってみないと、その先が見えないので、やるしかない。
手前は飛ばして、効率良くもっと先のことをしたいところだけど、何しろ『先』ってのは、どれなんだ?

見えた『先』というのも、たいてい今のものとはすんなり連続していないので(私の場合は)、
今やっているものをあっさりと捨てて、次に行くような印象は拭えない。

こんな感じで日々必死なので、
誰かと比べる余裕もないというか、誰かいるのかを確認することもせず、
己のペースで走っているから、世間一般とはスピードのずれが生じているのもあるんでしょうね…

誰にも言えないけど「自分は世界一バカだ」と思っているあなたへ

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