『<やりたいこと・欲しいものリスト>を作るワーク』の手順は、以下の通りです。
【準備する物】
・A4コピー用紙
・ハサミ
・ペン
【ワークの流れ】
・『記入カード』を作成する
・<自分の願望><妄想><欲しい物><やりたいこと><やらなければいけない仕事><雑念>などをカードに書き出す
・不要なカードを整理する
・カードを<やればすぐに終わること><時間が掛かること>に分ける
※タスクを適正な単位に分割する
※タスクの『次に取るべき行動』を明確にする
※表記を修正する
(※が付いているものは、2回目以降に取り組んでください)
【ワークのルール】
・お金や時間、人間関係、その他の”条件”や”制限”は、いったん全て横に置いて、”「何でも好きなことをして良いし、何でも好きなものが手に入る」という前提”で書くこと
・「ここに書いたものは全て叶うが、書かなかったものはひとつも叶わない」という気持ちで書き出すこと
・“最低200個以上”を目安に書き出すこと
・200個書き出せなくても、最長1時間で書き出しを切り上げること(次の回にまた書き出しを行うので)
【用語】
・『タスク』: 書き出した個々の<やるべきこと><やりたいこと>
『記入カード』を作成する(目安:5分程度)
A4用紙をハサミで切って、『記入カード』を作成します。
「半分に折って切る」を5回繰り返すと、32分割できます。(7枚のコピー用紙で、224枚のカードができます。)
最初に記入カードを作っておくことで、「あとどれだけ書き出すと200個に達するか」をいちいちカウントせずに済みます。
<自分の願望><妄想><欲しい物><やりたいこと><やらなければいけない仕事><雑念>などを書き出す(目安:30分~1時間程度)
記入カードに、以下のような『頭に浮かんだもの』を、とにかく片っ端から書き出していきましょう。
<自分の願望>
<やりたいこと>
<欲しい物>
<やらなければいけない仕事>
<雑念>
<妄想>
選別は後で行うため、ここでは、流れに乗って“勢い”で書き出すことが大事です。
字が汚くても、誤字があっても、前に書いたものとダブっていても構わないので、“質より量”で、とにかく数多く書き出してみてください。
頭の中のものを書き出し終えたら、
「平日の、朝起きてから夜寝るまでの一日の流れ」
「休日の、朝起きてから夜寝るまでの一日の流れ」
を、それぞれイメージし、
<やるべきこと><やらなければいけないこと>を、書き足しておきましょう。
(「冷蔵庫を開けて~」とか、「洗濯機に洗剤を入れて~」みたいな、日常レベルまでイメージするのがコツ。)
一通りの書き出しを終えて、「もう何も思いつかない」という状態になってからが、このワークの本番です。
“最低”でも“200個以上”を目安に、頭が空っぽになってからも書き出しを続けましょう。
これまで意識の片隅に追い込まれてしまっていた、
<大事だけれど、優先度の低いもの>
<目の前の仕事に埋もれてしまっていた、重要なこと>
などを、
この機会に、しっかり掘り起こしてくださいね!
不要なカードを整理する(目安:5分程度)
書き出しが終わったら、「書き損じたもの」「ダブっているもの」「雑念として書いたもの」など、『明らかな“ゴミ”』を取り除きましょう。
カードを<やればすぐに終わること><時間が掛かること>に分ける(目安:5分程度)
直感で、「30分もあれば終わるか(実現できるか)」を目安に、カードを振り分けましょう。
ここで振り分けた<やればすぐに終わること>は、ワーク後、可能な限り早く行動して完了させることで、『意識の空きスペース』に余裕ができ、他の<やるべきこと><やりたいこと>がよりスムーズに実現するようになります。
タスクを適正な単位に分割する(目安:10分程度)(※2回目以降)
『完了までに1時間以上掛かりそうなタスク』は、可能であれば、より細かい単位に『分割』しましょう。
(例):部屋の掃除
→部屋の掃除(本棚を整理する)
→部屋の掃除(机の上を片付ける)
→部屋の掃除(掃除機をかける)
あと、『2つ以上のタスクが1つになっているタスク』も、同様に、『分割』しておきましょう。
(例):□□さんと△△さんにメールする
→□□さんにメールする
→△△さんにメールする
タスクの『次に取るべき行動』を明確にする(目安:30分程度)(※2回目以降)
それぞれの『時間が掛かりそうなタスク』に対して、『(実行可能で具体的な)次に取るべき行動』を考えてみましょう。
(完了までに数日掛かるような大型のタスクに関しては、とりあえずの『第一歩』だけで構いません。)
もし、何も思いつかない場合は、「情報収集」が『次に取るべき行動』となります。
『次に取るべき行動』が明確になったら、必要に応じて、『タスク』として追加してください。
なお、このステップでは、『“物理的な成果”を伴う行動』を設定するのがポイントです。
(例)企画書を作る
× 企画のアイデアを考える(成果が目に見えず、物理的な成果を伴っていない)
○ 企画のアイデアを、10個考え、紙に書き出す(物理的に成果をアウトプットしている)
タスク管理においては、「”頭の中だけで完結すること”は、完了の基準が曖昧なため、”行動とは言えない”」ので、その点には注意が必要です。
表記を修正する(目安:5分程度)(※2回目以降)
名詞のみで書かれているものは、後から見直したときに、「これ、何だっけ?」ということになりがちなので、
「~~する」
という形に修正してください。
(例)
バッグ → ○○ブランドのバッグを手に入れる
洗剤 → 洗剤を買う(洗剤の商品名も書くと良い)
遊園地 → 遊園地に行く(「どこの遊園地か」まで書くと良い)

