「利他」と「利己」の話

あきーログ

「さま」と話している中で、『利他』と『利己』についての根本的な認識のずれを感じたので、記事にしてシェアしておきたいと思います。

 

 
まず、前提として、

『「利他の心を持ちましょう」というのは、多数派向けのアドバイス』(=【タイプ1向け】の話)

です。

 

もちろん、『利他の心』というのは大事なものではありますが、
実際には、

「利己に”振れ過ぎ”ると、人生は上手く行かない」(例:周囲の協力が得られない)
「利他に”振れ過ぎ”ても、人生は上手く行かない」(例:搾取される)

ので、

「利他と利己の間で、『ちょうど良いバランス』を取ることが、必要」

だと言えます。

 

 
もし、『アドバイスを受ける側の人』が、

『利己に”振れ過ぎ”ていることが原因で、人生が上手くいっていない人』

であれば、

『「利他の心を持ちましょう」というのは、正しいアドバイス』

となります。

 

一方で、もし、

『利他に”振れ過ぎ”ていることが原因で、人生が上手くいっていない人』

だったとしたら、
その人に対する『正しいアドバイス』は、真逆の、

「あなたは、もっと利己的になることが必要ですよ」

というものになるのです。

 

 

巷では、

「利他の心を持ちましょう」

というアドバイスばかりを耳にしますが、
これは、

「【タイプ1】(の中の、人生が上手くいっていない人)の多くは、『利己』に”振れ過ぎ”ており、『利他の心で100%自分を埋め尽くす!』くらいの気持ちで臨むと、ちょうど良いバランスに落ち着くから」

という理由に過ぎません。

 

(ちなみに、「利他と利己の間で、ちょうど良いバランスを取ることが必要です」というアドバイスは、残念ながら、『人生が上手くいっていない人』にとっては「高度過ぎて理解できない」「自分勝手に解釈する可能性が高い」です。)

 

 

もちろん、【タイプ3】の人であっても、『利己』に”振れ過ぎ”ていることが原因で、人生が上手くいっていないのであれば、「利他の心を持ちましょう」というアドバイスは有効です。

 
ですが、【タイプ3】の人は、

「『利他の心を持て』とあちこちで言われているくらいだから、きっと自分は0点か、むしろマイナスに違いない!」
「自分なりに、常に利他を心掛けているけど、まだまだ足りないに違いない!」

と考えがちで、
結果として、

「最終的に、利他に”振れ過ぎ”てしまう可能性が高い」

と言えます。

 

 
と、いうわけで、【タイプ3】の人は、(難しいことではありますが、)

「利他と利己の間で、ちょうど良いバランスを取る」

というのを、
しっかりと心掛けて行きましょう。

 

 
基本的に、「ある程度の人生経験を積んでいる【タイプ3】は、利他に偏り過ぎている可能性が高い」ので、

「意図的に、『利己』を心掛けて過ごすと、バランスが取れる可能性が高い」

です。

 
もし、「利己が行きすぎて、大事な人に迷惑を掛けそうになった」ということになれば、そのちょっと手前くらいが、『利他と利己のバランスが取れたポイント』ですね。

 

 
利己と利他のバランスが取れると、

「心が楽になった」
「生きやすくなった」
「収入が増えた」

みたいな感じになることでしょう。

 
(※多少、利己と利他のバランスが偏っていても、十分に『幸せ』に過ごすことは可能です。
  ただし、利己と利他のバランスが整ったからといって、それだけで人生の問題が全て解決したりはしないので、過度な期待は禁物です。)

 

 

/////(追記:1)

実際問題として、

「『利他と利己の間の、ちょうど良いバランス』というのは、自力で辿り着くのはかなり困難(自力で目指すのは極めて非効率)」

なので、
信頼できる他者に、

「自分は、○○のときは××するんだけど、これって利己的かな?」
「普段、△△って考えているんだけど、これって利己的かな?」

みたいな感じで尋ねてみることをオススメします。

 

可能であれば、『自分自身の人生が上手く行っている真っ当なセラピスト』にセッションを申し込んで、直接、人となりを見てもらいながらアドバイスをもらうのが手っ取り早いですね。

 

/////(追記:2)

『少々利己的に振る舞ったくらいで激しく文句を言ってくる人』は、『距離を開けるべき人』という可能性が高いです。

(相手からすると、あなたが徹底的に利他的に振る舞ってくれた方が”都合が良い”ですからね。)

 

ぜひ、『少しくらい利己的に振る舞っても、「そっちの方があなたらしくて良いね」と言ってくれるような人』と、付き合っていってくださいね!

 

誰にも言えないけど「自分は世界一バカだ」と思っているあなたへ

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