私がファイナンシャルプランナーの試験を受けた理由

さまログ

管理人(その2)の「さま」です。

この先の「お金」についての知識がない、ことに気づいて、
ファイナンシャルプランナーの勉強をし、試験を受けました。

人生のビジョンを持てない私が、あのプランナーになる話
管理人(その2)の「さま」です。 夏前ごろ。 『終(つい)の住まい』という特集を、雑誌で読みました。 私は、自分の老後に関心がなかったのと、親が比較的若いのもあり、 シニア向けの情報には完全に疎かった。 老人ホームや保険金の受け取...

もともとファイナンシャルプランナー(以下『FP』)の『知識』が欲しかったのであって、
試験まで受ける必要はなく、「老後の本」「お金の本」を読むだけでもよかったかもしれません。

ただ、「老後の本」「お金の本」みたいな書籍は、
どうしても著者による情報のキュレーションや、価値観のバイアスがかかる。
そこに価値があるのだろうし、わかりやすさや優先順位を考えてるからとはわかっているけれど、
「載せていない他の情報があるのでは…?」と考えてしまうんです。

加えて、法改正は頻繁だし、技術の進歩はめざましいし、世の中の変化も急激なので、
どんなに良書だったとしても、過去に出版された本は『これは今も有効な情報か?』という精査
必要になる。

その範囲の最新の情報を出し切ってくれる本、というと、教科書的な意味でも、
「『最新版の資格試験のテキスト』が確実」だと思うんです。

知りたいジャンルに資格試験があれば、の話だけど。

そして、資格試験というのは、何を学べばいいのかがパッケージングされているので、
迷うことなくやればいいだけ、というのが、私にとっては非常に効率が良いんですよね。

FPになるために必要な知識とは、
すなわち、『自分のライフプラン』を作るのに必要な知識ということです。

FPは、「税金」「不動産」「相続」「保険」「金融資産」「ライフプランニング」という、
人生のお金まわりを一通り取り扱います。

だから、FP技能士3級のテキストを一冊読むと、
自分の生活や世の中のお金の動きがわかるようになりますし、
相続や年金などの自分に必要な手続きが明確になります。

試験を受けなくとも、FP3級レベルの知識は、誰もが持っていて損はない、そう感じています。
私は、大学生の時に取っておきたかった資格ですよ。
(当時はFP技能士の試験がギリギリなかったけど…)

勉強したことで、

自分が家を買うつもりはないから住宅ローンは無縁だけど、
いつか実家の処分をするだろうから、不動産や税金について知っておかないと。

自分は相続で揉めることにはならないと思っていたけど、
自分以外の親族の揉め事に巻き込まれる可能性は、あるんだ!

「保険金の指定代理請求」の手続きについては、調べておかないと!

などと、ぼんやりとも考えてなかった、親の介護とか自分の今後とか相続について、
かなり解像度が上がった「やらねばリスト」や心構えを持つことができました。

たとえ覚えたことを忘れてしまっても、
いざ必要になった時に、どうやって調べればいいのかはわかるようになった。
どんなプロに相談すればいいのか、見当がついた。

今知っておかなくても、いざ何かが起きてから動いてもいいのだろうけど、
そういう時は動揺しているので、たぶんちゃんと調べられないし、選べない。

「少なくとも入口の知識を自分は持っているんだ」

という自覚を持っていられることが、私にとっては安心感となるのです。

そして、「読んだから大丈夫」では弱くて、「勉強して資格も取れたから大丈夫」という、
完全に『自分だけに効くお守り』として、精神安定の材料のひとつになっています。

誰にも言えないけど「自分は世界一バカだ」と思っているあなたへ

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