こちらの記事で、「『自分を知る』ための手放しステップ」についてお伝えしています。

このステップは、私がさまざまな片付け本を読み、メソッドを学んだ上で、
実際に試行錯誤をしながら取り組み、居心地の良い環境を手に入れた自らの体験をもとに編み出したものです。
取り組む方がイメージしやすいように、ステップのおさらいとともに、
体験談や注意点を追記しておこうと思います。
おさらい:『自分を知る』ための手放しステップ
・明らかな『ゴミ』
・粗大ゴミ扱いの不用品(壊れた家電、不要な家具、古い布団など)
・好みが変わって不要になった換金性の高いモノ(CD、ゲーム、ジュエリー、ブランド品、昔のコレクターアイテム)
・くたびれた、消耗したモノ(服、タオル、リネンなどの布類、靴など)
・いくつも所持している必要がないモノ(文房具、食器など)
・数や部品が欠けてそろわなくなったモノ
・処分自体が面倒なモノ (スプレー、洗剤、化粧品、ネイル、香水など)
・人からもらったけど自分の好みじゃないモノ
・以前は好きだったけど、今はそうでもなくなったモノ
・自分に似合わない、体質に合わないモノ
・重い、難しい、体に合わないなど、使いにくく、疲れてしまうモノ
・扱いや手入れが大変で、使うのをつい避けてしまうモノ
・苦手やコンプレックスを解消したくて買ったモノ
(学習教材、トレーニンググッズ、電化製品、化粧品、レシピ本など)
・思い出(写真、アルバム、データ、手紙、手帳、子供の作品、記念品、トロフィーなど)
・自分は要らないと思うが、一般的には「必需品」とされるモノ(ソファー、テレビなど)
管理人「さま」がやってよかったこと
換金性の高いモノを先に売る
いわゆる「換金性の高いモノ」とは、
限定品のCDやBlu-ray、ゲーム、ジュエリー、ブランド品、高級品、コレクターアイテム等。
「モノを減らして『お金』と『空間』を得る」というお得感を味わい、片付けへの弾みをつける。
これらのものは、数も多く、保管に場所を取るアイテムも多いので、手放すと一気にスペースが空くのも視覚的な効果もあり。
自分が好きで集めていたものなので、無理に手放す必要はないけれど、
例えば昔好きだったアーティストやアイドル、作品のグッズや、長らく人気なデザイナーズブランド、ハイスペックな電化製品など、「もう使わないかも」と思ったら、早く売る分お金になる。
素材ごとにまとめて集めて仕分ける
服、ハンカチ、タオル、シーツ、布巾、巾着などの小物類など、家中のあらゆる布を全て一箇所に集めてから、要不要を一気に判断し仕分けする。
素材が同じなのでまとめてゴミに出しやすく、取り組みやすいのがメリット。
素材の摩耗具合、色落ち具合が確認しやすいので、日中に日差しの入る明るい部屋でやるのがベター。
想像よりもかなり多量になるので、時間に余裕を持って取り組むこと。
糸屑や埃が舞うので、マスクやメガネをしたほうがいい。
服は迷ったら、億劫がらずに一度着用し、鏡に映る自分を見て判断すること。
今この瞬間が一番若いので、「いつか着るから…」な考えはやめたほうがよいです。
粗大ゴミから減らす
ソファや収納、使わない家電やインテリアグッズなど、家の中で占める面積の大きいモノが減ると、部屋の雰囲気が一気に変わる。
自治体によっては粗大ゴミの収集に時間とお金がかかるので、「せっかく頼むならこれも」とまとめて手放す発想にシフトしやすく、
「嫌なことは先に済ませたい派」の人は、達成感が早々に得られる。
大物ほど手放しの効力が高いので、オススメ度は高いけれど、
突然のわかりやすい変化を嫌がる人も少なくないので、同居人や家族がいる人は慎重に進めること。
逆に、一人暮らしの人にはおススメ。家がぐっと広くなって居心地アップ!
家族がいる人も「引っ越しで心機一転」なら受け入れられやすいので、転居時こそチャンス!
その他手放しに関する注意点
大事なモノ、愛用中のモノ、思い出のモノは、『手放し対象候補』には入れない
例えボロボロでも、似合わなくても、古いモノでも、他人には価値が理解できないモノでも、自分が本当に大事と思うモノは、悩む必要もなく大切に取っておくこと。
愛用品、宝物や思い出の品、お守りと自分が思えるモノは、専用の収納スペースを用意したり、良い場所に飾るなど、『相応の扱い』をすると、目に入るたびに気分もアガります。
もしも、大事なのに「手入れができない」「仕舞うのが面倒」などと思うのであれば、それは果たして本当に大事なのかどうか、再考の余地あり。
「売って換金する」に過度な期待をしない。
よほど中古市場価値の高い、希少なモノでなければ、大抵は二束三文以下にしかならない。
たとえ自分的には手に入れた当時に価値があったモノでも、市場価値がなければ値段はつかない。
「粗大ゴミの処理代になったり、片付けを頑張った日のごはん代になればラッキー」というくらいの気持ちで売るのが精神衛生上良い。
たまに高値で引き取ってもらえることもあるけれど、そっちの方がレアと思うこと。
フリマサイトで価値がわかる人に、ある程度の値段で買い取ってもらうのもいいけれど、
「サイト掲載の労力」「買ってくれる人とのやりとりの労力」「発送、入金確認にかかる労力」もきちんと考慮した上で、
【お金】と【時間・労力】、どちらを取るかを自分で選ぶこと。
スケジュールを確保し、時間に余裕をもって行う。
まとめて片付けるのは、一気に進んで効果が高い分、それなりに時間がかかること。
大量の要不要を判断し、選別し、処分や掃除、収納をするので、思った以上にとても疲れるもの。
最低でも半日〜丸1日くらいのスケジュールを確保し、片付け最中や片付けどの食事は外注したり、作り置きを用意するなど、
頑張った自分を労わる準備をあらかじめしておくのがGOOD!
ごほうびを決めておくのも良し!
忙しい時は無理せずできることを
忙しくてまとめてやるスケジュールが取れない時は、無理しないのも大切。
「毎日最低10個捨てる」「10分間でこのゴミ袋いっぱいに捨てるものを集める」「今日はこの引き出しの中だけ分別する」というように、
できるだけハードルを下げ、少しでも要らないものを減らしていけるタスクを組んで実行すること。
家にいる時間すら取れないような人は、少しの空き時間のうちに「捨てる時間ができた時のシミュレーション」をしておくこと。
「服から手をつけよう」「あれは要らないかもしれない」「粗大ゴミ捨てるならどれ捨てる?」など、思いついたものは手帳やメモ、アプリなどに記録しておくと、いざ始めるときにとっかかりになる。
そして、隙間時間があれば、少しでも進めること!



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