管理人(その2)の「さま」です。
セールの時期です。かつて、服を買っても買っても着る服がない、と途方にくれていた私ですが、
クローゼットの整理とお買い物の試行錯誤を重ねた結果、
「毎日の服選びの悩み」からは解放されました。

人生の中で、『悩んでいる時間』と『探している時間』が節約されるというのは、
なかなか重大なことです。
時間と体力と気力とお金は、注ぐべきところに注ぎたいものです。
(だから、「服で悩むのが楽しい」人は、思いっきり注力しましょうね)
夏のセールでも、まもなく立ち上がる秋物の新作でも、
自分にとって良いお買い物ができるように、クローゼットを整理しておくことをお勧めします。
「なんか私、みすぼらしい」
「人に会う時に気後れしてしまう」
「自分だけ浮いている…」
と着ているだけで背中が丸くなって一歩後退りするような、つまり『自己肯定感が下がるような服』は、クローゼットから外しましょう。
ただでさえ【タイプ3】はセルフイメージが上がる機会がないのに、
わざわざでダメ押しに自己肯定感まで下げにいかなくていいのです。
逆に服でセルフイメージを上げようとしても、たいして変わらないので、
その努力(というエネルギー)も節約しましょう。
・これまでの失敗や反省を踏まえてのNGアイテムリスト
・今持っている服(靴、小物含む)のリスト
そこから、
・買い換えたいアイテム
を考えたい。
例えば、私の今の行動パターンでいうとこんな感じ。・仕事(対面)
・都心におでかけ(映画、舞台、ライブ、ショッピング、食事)
・近所での買い物、食事
・近所でのラン、自転車
・遠出してのレジャーラン
それぞれの時に、どういう服装をしていたいのかを考えます。
手放したけどアレ便利だったな〜、とか、褒められたな〜というアイテムとか、
過去の失敗したな…という苦い思い出とか、
あの人みたいにすればよかったな〜、などというような記憶も掘り起こしましょう。
たとえ服自体は良いもので気に入っているものばかりだとしても、
必要なシーンに必要な服がなければ、毎回「服がない!」と困り果てるでしょう。
また、そのTPOにはそぐわない服装をしていたり、身につけてしまっては、落ち込んだり、
自分らしい行動が取れなかったりで、さらに降下(硬化)するセルフイメージ…
(以下ループ…)
流行りとかセンスとか置いておいて、自分に『必要な服』を考えましょう。もういちどいいます。
服でセルフイメージ上がらなくていいけど、わざわざ下げなくてもいいんです。 別の言い方をするならば、『自分がその場を落ち着いて心安らかに過ごせるための、服選び』
のご提案です。
(服でテンション上げたいならそれはそれでOKだよ)
必要な服がなんとなく明確になったら、お店に見に行きましょう。『白いシャツ』なら、いろいろなお店でひたすら『白いシャツ』を試着しましょう。 ファストファッションはダメなわけでないけれど、
ここ一番に着ていくのに躊躇ったり、誰かに褒められた時に、
いちいち「これ◯◯のだからな…」とお店の名前が頭をよぎるのであれば、ファストファッションで選ぶのはやめましょう。
どこの服でも「この服最高!」ってノリノリで着られるならいいけど、
気分がどこかで下がるならば、たとえ安くとも、その服選びは『浪費』です。
試着して「すごく良いけど高い…どうしよう…」と思うくらいの、つまり「ネックは値段のみ」だった服が、
一番使い勝手が良くて、どこにでも着て行けて、飽きないどころかヘビロテしすぎて着倒してしまいます。
値段は高いけど、コストパフォーマンスも高いのです。
自分的にギリギリ手が出せる良い服のほうが、どこに着て行っても気後れしない。
よく考えて、よく選んで、よく支払って…という「自分のベストは尽くしてる」ので、落ち着いていられるんです。
堂々と!まではならなくていいから、肩の力をスッと抜いて立てるような。
変にだらーっと姿勢が落ちたり、逆にガチガチに力が入ったり縮こまってしまうのであれば、
それは合っていないのでやめた方がいいと思います。
もちろん、
汚れたり消耗するようなTPOなのであれば、それに合うチョイスをして。
富裕層が相手だったり、身の丈以上を装うことが必要なTPOであれば、お店選びから変えましょう。
自分の『好き』を優先してみたり、出会いや刺激を求めていくのが、効率的だと思うんですよね。
いくら「デニムが好き!」でそればっかり買っても、
デニムを履く機会自体が生活に全然なかったり、むしろ他の服がなくて困ってたら悩みは減らない。
たまに気合いを入れて履いて行った先で「自分だけなんか場違い…?」と思っちゃうのも切ない。
自分の生活を振り返ってみるのは、とても大事なことなのです。
まあ。でも。自分の『好き』や『運命の出逢い』や『刺激』を最優先した服選びをしちゃってから、
その服が合うような仕事や生活、人間関係を選び直す…そう、人生自体を合わせていくっていうのもアリよね。
「この服が着ていけない仕事はしたくないし、人には合わない!」
それはそれで面白いんじゃないかな、と思うし、そこまで思える服に出会えたら、たまらないよねえ。



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