必要なのは『モチベーション』よりも『明確な問題点』でした

さまログ

片付けや掃除が進められない時は、とりあえず「TODOリスト」を作ってみると、
案外動けるようになるよ、ということを書きました。

「片付け&掃除」を先に進めておきたい理由
片付け、進んでいますか? 内観、内省はとても大事なことですが… 荒れた部屋の中よりも、ある程度片付いた部屋で取り組むほうが、気が散らず集中しやすいし、効果も高いです。 カフェなどでやるという手もありますが、真面目にやっていたら、最中に...

前回の記事を書くために、確認しようと『ベイビーステップ』という用語をネット検索したら、漫画の作品ばかりが出てきまして…
どうやら、世間的には『スモールステップ』という言葉の方が主流のようです。

『スモールステップ』の用語をあらためて調べてみると、

最初から高い目標を掲げるのではなく、目標を細分化し、小さな目標を達成する体験を積み重ねながら、最終目標に近づいていくこと。

メリットは

・達成感を積み重ねてモチベーションを上げられる
・「問題のある部分」「課題」を見つけられる
・(教える側)は教えやすい

なるほど。確かに。
ここでもモチベーションが重要視されています。【タイプ1】が大多数の世界だからそりゃそうですね。

しかしながら、正直言って、『ベイビーステップ(私はこっちの言葉が好きです)』を導入しても、
別にモチベーションがどうこうなることはなかったんですよね。

むしろ私の問題は、「モチベーションがないこと」ではないんです。

今だから分析できるのですが、
私が「行動できない原因」というのは、こういうことなのです。

1. そもそも明確な目標やイメージが持てないので、目標達成への道筋が見えない。
2. 目標達成の道筋(全体像)が見えないので、何をすればいいか、何が問題なのかもわからない
3. 何もわからない自分は「どうせできない」と諦めて、何もしない

『ベイビーステップで』と言われたときに、
「結局どうしていいかはわからないけど、このままいても動けるようにならないのは確か。
とりあえず思いつくまま、ちょっとでいいからやってみよう」と考えるようになりました。

そして、今の自分が思いつく限りをTODOリストにして、
ひとつずつやっていくように。

・(壊れた)DVDレコーダーを捨てる
・お玉をひとつに減らす
・45リットルゴミ袋1つ分の服を捨てる

こんなことを細かく書き出しては、毎日、毎週コツコツやりました。

「全体像が見えず、具体的にやることがわからないと動けないタイプ」の私は、
全体像は見えないままだけど…とりあえず少しずついいからやってみようという、
『ベイビーステップ』の「具体的なところ」のみを実行したところうまくいったのです。

もしも、これが、
「達成感を積み重ねてモチベーションを上げられる」という『ベイビーステップ』の主目的などをきちんと説明されていたら、
逆に私はピンとこないままで、動けなかったかもしれません。

指摘してくれた人は、

「どうせできない」と諦めて、何もしない

という問題点を、初めて私に自覚させてくれました。
この問題点と『ベイビーステップ』という対処法だけをもらえた私は、それを改善する行動を取ろうと初めて動けるようになった。

当時知るよしもありませんでしたが、図らずも

「『技術』や『ノウハウ』の部分だけを拾って実行する」という『【タイプ3】的ライフハック』

をしていたということになります。

 

ちなみに私は『ベイビーステップ』という用語が「赤ちゃんのよちよちした歩み」をイメージしやすく、その一言だけですんなりと自分に染み込みやすかったんです。
『スモールステップ』だと、どれだけ小さいステップにしていいのかわからなかったかもしれない。笑

誰にも言えないけど「自分は世界一バカだ」と思っているあなたへ

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